- 広東語の方向の助詞 faan1(返) について考える
- 19C半ばから現代の広東語の faan1 を見ると、
- もともとは移動動詞「元の場所に戻る」の意で、
- resumptive な意味を表す助詞へと発展し、
- プラス評価という主観的意味も獲得し、
- これは「元の場所に戻る」の「原点」が、プラスの評価と結びついたもの
- さらに、語調を和らげるという間主観的な意味へも発展する
- この(間)主観化は、 face を冒さないという話し手の欲求に動機づけられている
雑記
- 筋とか道理とか、名詞でちょっと近いの(評価性を帯びる、日本語の場合は名詞述語文になる)があるけど、動詞由来のってなんかあるかな