2020-06-17 鶴橋俊宏(2013.1)江戸語の推量表現(1)先行研究・研究資料 近世 モダリティ 鶴橋俊宏(2013.1)「先行研究・研究資料」『近世語推量表現の研究』清文堂出版 要点 江戸語の推量表現についてこれまで分かっていること 意志・推量が分化すること 江戸後期の推量の型が次の通りであること(中村通夫) アル・ナル以外の動詞→ダロウ/アル・ナル・形容詞・形容詞型・タ→ウ アル・ナルはウとダロウが混用されるが、それ以外の動詞におけるダロウの定着は天明~寛政頃(原口裕) 下接語にも差異があること(原口) 化政期に、終止終止形はダロウ、助詞を伴うものはウ 天保期の人情本に、格助詞を伴うものはウ、終止はダロウ 余地があること ウとダロウの意味差、ダロウの成立と用法の拡張 ノダロウの定着、ダロウとノダロウの分化 以下、使用資料の概説 雑記 買ったのでざっと読む