2020-10-08 赤峯裕子(1989.6)「まだ~ない」から「まだ~ていない」へ 近代 テンス・アスペクト 赤峯裕子(1989.6)「「まだ~ない」から「まだ~ていない」へ」『奥村三雄教授退官記念国語学論叢』桜楓社 要点 標記の2形式について、後者の形式は思いの外新しく、前者→前者+後者への移行は、分析的傾向の一つの現れと考えられる なんだ、湯はまだあかねへか。(浮世風呂) 用例調査、後者の形式の成立は明治10年頃である 近世期、戯作にはマダ~テイル、~テイナイがあるにもかかわらず、マダ~テイナイは現れない 近代戯作、黙阿弥脚本にも現れない 怪談牡丹燈籠に2例あり、その頃から散見するようになる 他の「話し言葉」資料では、帝国議会の速記録にあり、これは上の流れとも符合する モウ~テイルが近世後期にはあるにもかかわらず、モウ~テイナイは明治初期にはまだ出現していない、このことはマダ~テイナイと相似的である 雑記 yhkondo先生、あんだけやばい人々に絡まれまくってなぜ平常心でいられるんだろう