2022-11-05 高橋敬一(1991.3)『宇治拾遺物語』における助動詞「むず」の用法 中世前期 モダリティ 高橋敬一(1991.3)「『宇治拾遺物語』における助動詞「むず」の用法」『活水日文』22. 要点 宇治拾遺物語におけるムズ・ムの異なり、 ムズには終止形終止の例が少なく(しかも「~ようとする」の意に偏り、テムズ・ナムズのみである)、ムには多い。 ムズには「確信のある推量」を表すムズラムの形が多いが、ムはそもそも他の助動詞を下接しない。 ムズにはムズゾの例が多いが、ムには少ない。このことにより、ムズは「相手に対して、自己の意志をはっきりと表明する」助動詞であると考える。 ムズにはムズレバの例があるが、ムにはない。 ムズにはムズ+助詞の例がないが、ムにはある。 雑記 テムズ川のいらすと(ない)