ronbun yomu

言語学(主に日本語文法史)の論文を読みます

とりたて

衣畑智秀(2005.3)副助詞ダニの意味と構造とその変化:上代・中古における

衣畑智秀(2005.3)「副助詞ダニの意味と構造とその変化:上代・中古における」『日本語文法』5(1) 要点 極限の副助詞には最低限(≒だけでも)を示すものがないが、ダニはその両方を持ち、上代では最低限に限られていたことが知られる この歴史変化について…

宮地朝子(2010)ダケの歴史的変化再考:名詞の形式化・文法化として

宮地朝子(2010)「ダケの歴史的変化再考:名詞の形式化・文法化として」田島毓堂編『日本語学最前線』和泉書院 要点 ダケの限定用法が他用法に遅れることは知られているが、その成立はよく分かっていないし、他用法との連続性も認められる 以下の歴史的変化…

榎原実香(2018.9)文の階層構造からみたモの周辺的用法の分類

榎原実香(2018.9)「文の階層構造からみたモの周辺的用法の分類」『日本語文法』18-2 要点 周辺的なモの統語論的位置付け 周辺的なモ 基本的なモ 太郎は大学生です。わたしも大学生です。 大学生={わたし、太郎、花子} 累加性の見られない、周辺的なモ …