ronbun yomu

言語学(主に日本語文法史)の論文を読みます

間接疑問文

衣畑智秀(2007.7)付加節から取り立てへの歴史変化の2つのパターン

衣畑智秀(2007.7)「付加節から取り立てへの歴史変化の2つのパターン」青木博史(編)『日本語の構造変化と文法化』ひつじ書房 要点 係り結び、間接疑問文はいずれもその成立に注釈節が想定されるが、異なる特徴(係り結びは直接疑問)を持つ 「注釈節のよ…

Tomohide Kinuhata. 2012. Historical development from subjective to objective meaning: Evidence from the Japanese question particle ka

Tomohide Kinuhata. 2012. Historical development from subjective to objective meaning: Evidence from the Japanese question particle ka. Journal of Pragmatics 44. 著者Webサイトにプレプリントあり(PDF) 要点 日本語におけるカの間接疑問文の発達…

衣畑智秀(2016.1)係り結びと不定構文:宮古語を中心に

衣畑智秀(2016.1)「係り結びと不定構文:宮古語を中心に」『日本語の研究』12-1 doi.org 高山(2016)と関連して hjl.hatenablog.com 要点 係り結びが間接疑問・選言・不定といった構文(不定構文)の発生を抑制するという仮説を、宮古語方言を対象として…

高山善行(2016.12)ケム型疑問文の特質:間接疑問文の史的研究のために

高山善行(2016.12)「ケム型疑問文の特質:間接疑問文の史的研究のために」青木博史・小柳智ー・高山善行編『日本語文法史研究 3』ひつじ書房 要点 間接疑問文の成立に関して、ケム型疑問文を考察の対象とし、二文連置的な注釈構文との関連性を見る 研究史…

志波彩子(2016.1)近代日本語の間接疑問構文とその周辺:従属カ節を持つ構文のネットワーク

志波彩子(2016.1)「近代日本語の間接疑問構文とその周辺:従属カ節を持つ構文のネットワーク」『国立国語研究所論集』10 間接疑問文の発達について、高宮(2003*1, 2004, 2005)を承けて、明治期の共時的なあり方がどうであるかを報告 2004, 2005について…

高宮幸乃(2005.6)格助詞を伴わないカの間接疑問文について

高宮幸乃(2005.6)「格助詞を伴わないカの間接疑問文について」『三重大学日本語学文学』16 前記事の続き hjl.hatenablog.com 要点 ヤラより後発的なカの間接疑問文のうち、格助詞を伴わないものについて 私は何人がパーティーに出席したのか覚えていない …

高宮幸乃(2004.6)ヤラ(ウ)による間接疑問文の成立:不定詞疑問 を中心に

高宮幸乃(2004.6)「ヤラ(ウ)による間接疑問文の成立:不定詞疑問 を中心に」『三重大学日本語学文学』15 これと関連して hjl.hatenablog.com 要点 次のような間接不定疑問文について、注釈的二文連置による成立を想定する 何人がパーティーに出席するや…

高山善行(2018.3)上代語の潜伏疑問文をめぐって:「知らず」構文の場合

高山善行(2018.3)「上代語の潜伏疑問文をめぐって:「知らず」構文の場合」『国語語彙史の研究』37 主旨 潜伏疑問文の史的なあり方の解明 潜伏疑問文:太郎は、次郎に、洋子の一番好きな作曲家を教えた(←一番好きな作曲家が誰かを教えた) 述語(西山2013…